珍獣が喰って来たらしい。
馬鹿舌のくせに中々やるな。
今昼の浅草橋で、一番美味い炒め物屋は餃子会館だと思う。
そして安い。
更に多いときた。
文句の付けどころが無い。
今日は下に降りるとスーパーイーグルさんが「イリブタ喰いに行くぞ。」と。
これが新メニューらしい。
餃子会館の夜メニューでいりもつはある。
どうやらもつが豚に変わった物らしい。
店に着くと今日も野郎ばかり。
女は見た事が無い。
それで良いのだ。
今日のメンバーはスーパーイーグルさんと甘えん坊将軍と珍獣。
勿論イリブタに決まっている。
3人イリブタ定食を頼む中、珍獣だけ「生姜焼き定食ください!」と高音ボイスで。
相変わらず協調性が無い。
頼み終わった所でスーパーイーグルさんと俺が大盛りに変更。
今日は米が喰いたい気分だ。
いつもの厨房の推定35歳の全く喋らない調理人が、黙々と炒め始める。
来たぞ新メニューが!
おっ!相変わらず良い盛りだ!
メニューの豚が上に乗っかっているが、その他が見当たらない。
豚有るのかよ!と思ったら大量の豚が中に有った。
早速食べてみると、イリモツのタレで豚を炒めている絶品じゃないか!
甘いタレなのだが少しピリ辛だ。
これを見て珍獣が汗をかき始める。
お前まだ何も喰ってないだろうに。
陳麻飯のメニューを見るだけで汗をかく男だ。
どれだけイマジネーションが発達してんだよ。
米も期待通りの盛り付けで、仏壇に供えるビジュアルです。
この甘いタレで炒められた野菜炒めが大好物なのだ。
やっぱり昼飯は中華の野菜炒め系だな。
体にも良いしな。
スーパーイーグルさんが珍獣に「何でお前そんなに汗かいてんの?」と。
見るととんでもない量が!
俺もかなりの汗かきだが飯では出ない。
俺の柔術の5分のスーパーリングを3本やった位の量だ。
珍獣の頭から額からもみあげ迄、塩分濃度の高い正体不明の透明の体液が大量に出てやがる。
気持ち悪く書くと、気持ち悪く感じるな。
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