NO RICE NO LIFE

フランス料理、パスタ、スイーツ、一切無し!
女性リピーター率ゼロの飯ブログです。

2013年3月26日火曜日

宇田川町 兆楽

久し振りだな〜。
宇田川町で飯は。
俺が中学高校時代とは全く違う。
若かりし頃はただひたすら洋服だけを買いに来た。
既に40過ぎには用の無い街だ。
でも腹が減ったので何かを喰おう。
基本この街では喰わない。
何故なら観光地だからだ。
定食ですら高い。
唯一休み無しでやっているのが兆楽だ。
そして安い。
更に休みが無い。
バブルの頃の良い思い出の時期を引きずりつつ深夜営業。
それだけは変わらない。
H社のF部長などと16歳位から入り浸った渋谷。
どう考えても俺等の街ではなくなっている。
当たり前だ。
俺等の子供達がいつの日か渋谷に来るのであろう。
今日は勿論兆楽。
物心ついた時には有った。
表にはやたらとチラシが貼ってある。
これは知らない人が入り難い。
メニューも多過ぎで既に翻弄している感を感じる。
色々メニューを見るが頼む物はただ一つ。
肉野菜炒めライスだ。
店員の言葉が楽しみだ。
注文すると店員が「ニクヤサラァァァッ!」と肉野菜炒めライスを短縮する。
ホールの店員は昔から外人ばかり。
ライスのラはスペイン語発音で巻き舌のラだ。
これは代々伝統が引きつかれている。
今日も勿論肉野菜炒めライス。
店員も1年前と変わらない人だ。
確実に聞ける。
店員が来た頃に俺から切り出す。
「ニクヤサラ!1つ」
店員「はい!肉野菜炒めライス!」
え〜〜っ!裏切ったなこの野郎!
伝統を重んじろよ!
遂にニクヤサラが通じなくなった。
まさか飯も?
出て来た物は何の遜色の無い味。
美味い。
まさに伝統の味だ。
いつもシャキシャキの野菜で、甘辛く炒められた物をライスで。
相変わらず美味い。
この兆楽と隣りのソープだけが昔の宇田川町の面影が有る。
無くしちゃならん。
と言うか30年以上残っている事に感謝するしか無い。


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