柳橋 伝丸

段々暖かくなって来たぞ！
浅草橋に居ると、寒い日は遠くまで歩きたく無くなる。
暖かくなると柳橋、蔵前、東日本橋辺りまで歩いて喰いに行く。
昼メンバーは珍獣とセキペディア。
今日は何かサッパリした和食が喰いたい。
当ては全く無いが取りあえず柳橋方面に。
水戸街道を渡る頃に思い出した。
鳥さきを。
浅草橋の中ではかなり美味い焼き鳥屋。
焼き鳥丼か、とり釜飯喰いたいな〜。
ドアを開けたら満席。
ついてねぇ〜。
向かいの伝丸に変更依頼を２人に出す。
即、受託。
入店。
座敷が空いている。
座る前に珍獣のつま先をチェック。
チッ！今日は靴下に穴が空いて無いな。
穴が空いている場合は、毎回俺が強制的にその穴に指を突っ込み靴下を引き裂く。
つま先全部出しのレッグウォーマーにしてあげるのだ。
過去５度程俺にやられたが最近は自分から足を差し出す。
「ほらっ！今日は空いてませんよ！」
こうして少しずつ細部までお洒落に気を使える男になって来た。
さてと、今日は何にするか。
銀だらの味噌焼き。
そそられる。
これは不味い分けが無いだろう。
結局３人共それで。
この店は夜は何を出すんだろう？
メニューも何も無い。
貼り紙も無い。
中も外も料亭みたいな造りだ。
そして小さい声で話しても声がこもらない。
良いな〜。和の建築は。
１０分程で飯が到着。
絶対体に良い！
こりゃ民宿の朝飯だな。
少し取って喰おうと思ったが柔らか過ぎて持てない。
期待度アップ！
ほんの一欠片を米に乗せて喰う。
美味いよ〜！
脂も半端無く乗っている。
そして味噌が美味い！
もしやと思ったら味噌汁も美味い！
味噌は万能だな〜。
魚の味が素晴らしいので主役の座は奪われたが、米が美味い。
美味しいのと見た感じ少なかったのでゆっくり食べた。
お陰で腹一杯だ。
この喰い方すりゃ俺も小食になれるんだけどな〜。
まどろっこしいのでそれは出来ん。たまにしか。
日本も昼時間を３時間取る様にしてくれればな〜。
シエスタ制にならないかな〜。
多分１０分で喰って２時間５０分寝てるんだろうな。