上海市 四季微菜

工場に行ってからの昼飯。
工場で延々色合わせして疲れたわ。
疲れたイコール腹が減った。
勿論昼飯も中華だよ。
俺には願ったり叶ったりだ。
アテンドしてくれる奴はこの近辺を知らないらしい。
そりゃそうだ。
２月まで日本に居たのだから。
探しに探して今日の店は安徽省の料理だと。
安徽省の事良く分からんが。
日本で「今日は三重県の料理だよ！」と言われる位ピンと来ない。
今回はお客さんに喰いたい物を選んでもらった。
先ずはチャーハン。
勿論定番中華料理。
そういや中国でチャーハン喰った事無いな。
後はお任せで。
俺が頼むと日本で喰える物ばかりになる。
先ずは巨大チャーハンが来た。
巨大だ。
昔千駄ヶ谷に有った店の「洗面器チャーハン」と呼ばれる量だ。
そして牛肉を漬けたもの。
何で漬けたのかは分からん。
先ずはチャーハンを。
薄っ！
めっちゃ味が薄い。
腎臓病の患者のメニューか？
でも慣れたら美味い。
続いて肉を喰ってみる。
味濃い！
これ良い味だわ。
これで味のバランスを取るのだな。
この肉でチャーハンの味が引き立つわ〜。
酒で漬けているのだろうけども、白酒ではないな〜。
何だろう？
兎に角美味い。
そしてそこそこ固い。
その後来た鍋。
先ずは暖める道具が来た。
中には固形燃料。
店員が普通のライターで何回も着火を試みるが、固形燃料が下過ぎて手を火傷する。
アホだな〜。
固形燃料一個取り出して、火をつけたらまた入れれば良いじゃん。
そして何とか着火。
この鍋なんだ？
聞けばカリフラーワー鍋。
これが侮っていた。
滅茶苦茶美味い。
これ日本でやったら女子に大受けだろうな。
よし！
出資者募って日本で開業だ！
続いてじゃがいもの炒め物。
この半生感で仕上げている所が良い。
俺が大好きなのは歯応えと喉越し。
シャキシャキ喰うこのじゃがいもは最高だわ。
酒飲みたいが、お客さんが飲まないのでここは我慢。
その後は日本でも定番のトマトと玉子の炒め物と、青菜の炒め物が出て来た。
トマトと玉子は美味いな〜。
トマトは出汁成分が多く、これで和食の元が作れるらしいからな。
続いて豆苗かな？
炒め物なのだが、やたら葉が細い。
間違い無く空芯菜ではない。
聞いてもらったら豆苗でもないと。
じゃあ何か聞いたら「分からない。」と。
何だそりゃ？
適当だな〜。中国人。
これだから中国ローカルフードはやめられん。