南千住 千成食堂

今日も昼に山谷に。
素敵な街だよ台東区。
南と北でここまで違うのか。
今日はどこで喰おうか。
そういやまだ行ってない食堂が有った。
きぬ川だ。
何回行ってもやっていない。
ネットで見ると朝６時から１２時半まで。
９時に行こうが１０時に行こうがやってない。
そして潰れてもいない様子。
不思議な店だわ〜。
今日も空振り。
違う店にしよう。
もう少し北上して南千住駅に。
ここの発展の仕方も半端無い。
急に駅前の片側だけ栄え始めた。
JR側だ。
皆知らないんだろう。
ここが小塚原だった事を。
そして刑場跡地と言う事を。
まぁ知らぬが仏だ。
そんな日比谷線出口側は全く開発無し。
先日訪問して大のお気に入りの大坪屋が頑張っている位。
そしてその反対側には南千住仲通り商店街が！
看板は凄いんだが、殆ど閉店ガラガラ。
悲しいシャッター通り。
昔は栄えてたんだろうと推測出来る。
そんな入り口に有る食堂。
もう見た目から営業しているのかも近づかないと微妙。
あっ！やってた。
先ずは入店。
昼時に客１人。
寂しいな〜。
たらこ定食と悩んだが、今日はぶた皿定食に。
俺の前には壁を向いて食事をするニッカポッカ。
今日の仕事にありつけ無かったのか？
それとも近所の現場の職人か？
水到着。
サントリーリザーブのグラスにお冷。
いけている。
そして暫くするともの凄いボリュームの飯が。
「今、ぶた皿お持ちしますのでお待ち下さい。」
これでまだメイン無いのかよって言うボリューム。
場所柄ケンカ腰の店主かと思ったが、もの凄い丁寧な人。
これで全部。
７６０円！
安っ！
ぶた皿・米・味噌汁・野菜の酢味噌和え・煮物・冷奴・胡麻昆布。
肉体労働者にはたまらん量だ。
食事はまさに豚肉と玉ねぎ。
この玉ねぎが少し辛くて美味い。
そして何味だが分からない味付け。
味噌汁も米も美味い。
小鉢も中々のもんだ。
これだけ栄養有って昼なのに、追加で入った客と計３人。
勿体ない。
勿体無さ過ぎる。
駅前のチェーン店で喰うならこの店に来い！
あんな店じゃ何の思い出も残らんぞ。
今の若い奴等は小鉢とかあまり喜ばなさそうだもんな〜。
喰ったら美味いから取りあえず入ってみろ。
そして食券は駄目だ。
買った券をテーブルに置いて、伏し目がちで店員と会話も無い。
喰ったら店主にお金を渡し「ご馳走様でした」と言うのが礼儀だ。
小言の多い親父だわ〜。
現存する食堂には何とか頑張って欲しいからだ。