大原間 フレンド

さぁ！東京に戻るぞ！
でもどうしてももう一食喰いたい。
駅まで来ちまったんでこの辺で喰うか。
先ずは新幹線の切符を買おう。
あらら。
こんな過疎の駅なのに、みどりの窓口に１０人位並んでいる。
新幹線は１時間に１本。
次の新幹線まで後３５分。
ちょいと駅の近所まで出歩ける。
所が全然動かない列。
何だか窓口の二人が払い戻しつつ乗車券を買い直している。
もたつく事まさかの２０分。
どんだけ時間掛かるんだよ！
自分の番が来た。
「１４時２分の東京行きで浅草橋駅まで指定席で通路側１枚。」
カード出して切符貰って締めて１分。
出来るビジネスマンはこれだろ！
まぁ出来る奴は事前に切符買ってるだろうけど。
もう既に１５分を切った。
この前息子と那須塩原来た時に〆でラーメン喰ったわ。
あの店行こう。
有った有った。
ラーメン遅そうなので、ざるそばで！
こうしている間も刻々と時間は過ぎる。
俺が急いでいる事なんかおばちゃんは知らんだろう。
急いでるから、いっその事茹でなくても良いぜ！
汁と分けんの面倒だったら、両方丼に入れても良いよ。
それは冷たいかけそばだ。
そして来た！
待ちに待ったざるそば！
先ずはゴッソリ取る。
汁に入れてジュルリ。
ひゃぁ〜！冷たくて程よいコシで美味いな〜！
もう一口。
殆ど掴んでしまった。
そして３口で終了〜！
おぼんを返しに行くと「もう喰ったのか！？」と言う表情。
そうだよ。
これが江戸っ子の喰い方だ。
アディオス！と言ってホームに行くとまだ１２分前。
俺のざるそばタイムは２分だった。
ちゃんと噛もう。